チューリッヒ自動車保険で当て逃げされたら等級は下がるのでしょうか?
結論から言うと当て逃げされて車両保険で修理を行った場合は3等級ダウンします。
通常事故に合った場合、自分の車の修理費用は相手の対物賠償保険から支払ってもらえるようになっています。
相手が100%悪い場合は相手の対物賠償保険から100%払ってもらえますし、過失が相手6:自分4などとなった場合は相手の対物賠償保険から6割でて、残りの4割は自分の車両保険からでることになっています。
つまり当て逃げのように完全に相手が悪い場合は相手の対物賠償保険から支払ってもらえるのですが、逃げられてしまった場合は請求することができないため自分の車両保険から直す必要があります。
当て逃げされて自分は何も悪くないのに車両保険を使ったら等級が下がるのは理不尽だと思う方もいると思いますが、保険会社側は当て逃げされた傷と自損事故によって付いた傷を区別することができません。
そのため当て逃げだけ等級を下げないようにしてしまうと、自損事故を当て逃げされたと偽ってくる人が出てくるため区別しないようにしているのです。
したがって当て逃げされた場合は何をおいてもまず相手側を特定する必要があるのです。
もし相手を特定することができれば車両保険を利用することなく車を修理することができるようになります。
ちなみに車両保険には一般車両保険と車対車限定があり、当て逃げされた場合は一般車両保険でないと補償してもらうことができないようになっています。
当て逃げされて車両保険も車対車限定だった場合は自腹で修理しなくてはならなくなるので気をつけましょう。
なお、車両保険を使った場合は等級が3段階下がり、その分保険料も値上がりしてしまいます。
保険を使って修理するかは修理代と値上がりした保険料のどちらが高くつくかをきちんと判断したうえで行うようにしましょう。
目安ではありますが修理代がだいたい10万円以上になると保険を使った方が安く済むことが多いです。